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2年前の今日

2年前の今日 「阿波おどり自主制作ポスター」の告知をしたことを思い出す

いまも燻る あの騒動は何だったのだろうか と思う

以下は ボクなりの拙い考察 

阿波おどりが 観光事業化をめざしたのは 大正後期といわれ

桟敷席は 戦後復興を機にうまれた

有名連を束ねる2大協会の一角 

阿波おどり振興協会(理事長:山田 実氏)は 昭和26年発足

昭和44年に 德島県阿波踊り協会(副会長:岡 秀昭氏)が生まれるまで 

協会は一つだった

後発の德島県阿波踊り協会は 阿波おどり振興協会を脱退した連を

徳島新聞社がサポートするかたちで発足した

なぜ協会は 分裂することになったのか

これが一番目のポイント

 

観光事業としての 阿波おどりの収支構造において 

赤字が顕在化しはじめたのが 2010年からと言われている

つまり 戦後からの長きの間 この事業は比較的 

優等生な観光事業だったと思われる

累積赤字4.3億という数字は かなり一人歩きしたが 

赤字というコトバは 印象操作のツールであることも忘れてはいけない

市営バスの運営 各種イベント補助金の類は 

すべて出しっ放しのお金であり 本来 黒字赤字で語られるべきものではない

阿波おどりのような催事を 経済効果との対比で語るなら 

黒字赤字という意味合いも分かるが(経済効果の信憑性はさておき) 

補助金の類で 黒だ赤だというのは ナンセンスな気がする

たとえば 市営バスの運営は赤字でも構わない という場合は 

市民の足なのだから致し方ない というコンセンサスに根ざしている

阿波おどり事業は 赤字だからいけない 

というのはある種の恣意が含まれたメッセージだと思われるし

阿波おどり事業は 補助金をつけるに値する事業かどうかを 本来は問うべきだと思う

これが二つ目のポイント

 

現市長は 4年前に西新町再開発を争点とした市長選に勝ち 当選

着任後 阿波おどり事業の不透明さと4.3億の赤字を指摘し 問題化した

その手法として まず市観光協会の人事に対して違和感を指摘し 

阿波おどり振興協会と連携する 市観光協会の解体を図った 

(その両者は 前市長のシンパであると言われている)

阿波おどり事業の不透明さを明るみにだした功績を讃える人は多く 

それは確かにそうだと思う

ただ そこに政争の臭いも漂う 要するに 反対勢力つぶし

政治ってそういうものなんだろうなとも思う

かくして 阿波おどり騒動は 全国ニュースとなり 

負のイメージを連日発信し続けた

大人たちの動きに 現場の若い踊り子さんたちは 不安になり 苦しみ 哀しんだ

阿波おどり事業の健全化は 果たして この手法しかなかったのだろうか

観光事業はイメージ事業である それを理解した手法とは 到底言えない

これが 三つ目のポイント

 

整理すると

一つ目のポイント:阿波おどりは おそらく ひとつにまとまれない

二つ目のポイント:阿波おどりは 補助金を出すに値する 事業か否か

         値するなら そのコンセンサスは何か

三つ目のポイント:イメージダウンを払拭する覚悟はあるか その戦略は何か

 

阿波おどりは 他の祭りと同じように 娯楽が極端に少なかった時代に生まれ 

愛されてきた 庶民のカタルシスだ

それを 戦後と同じやり方 同じ意識で 存続させるのはムリな話だ

德島県民でさえ すべての人が阿波おどりを好きではない という時代に

阿波おどりを どう位置づけ 当事者がどう意識改革し 

どうクリエイティブな発信ができるかが いま問われているとボクは思う

現在 阿波おどり事業は民間企業に(全面的ではないが)業務委託されている

 

ぜひ応援したいが オファーはこない(笑)

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