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今ごろ・・・

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』

 

人の内面は 薄暗く ひんやりと乾燥していて

粘着質の浮遊物が 無数に飛びかっている

 

村上春樹の本を読むと

そういう けったいなイメージが生まれて

憂鬱な気分になるが ほんの10分ぐらいで

そのイメージに寄り添うことが 気持ちよくなって

しまいには 癒やされている感 を抱く

 

妙な音階の 大音量の音楽を聞かされつつ

心地よい 睡魔に襲われる感じ

 

まいどながら

・・・ような

・・・みたい

という言葉が シンバルみたいに 響く