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こだわり

僕のコピーに対して

「こだわりがあるんですねえ〜」 という人がたまにいて

僕はその都度 「いや 特にありません」と答えている

「こだわり」が本来意味する「固執」「執着」

バブル期あたりから加わった「思い入れ」みたいな意味合い

そのどちらも 僕は遠ざけたいと思っている

コピーは機能

それ以上でも以下でもない と考えている

 

自分のつくったクリエイティブを 溺愛する人がたまにいる

クリエイティブに限らず 仕事全般に言えることかもしれない

そういう人の説得は 論理的でないから すぐに分かる

溺愛するのは自由だが 二つの大きな問題が必ず起こる

ひとつは 客観性が失われ 機能性が弱まること

もうひとつは 自分が溺愛していることさえ 分からなくなること

 

溺愛へと走らせる因子は 僕の中にも眠っている

「こだわらない」というのは 

そいつを目覚めさせない リスクヘッジでもある