Tue July 6, 2010 [ Comments: 0 ]
不思議体験
近所のヤマデンのレジ。支払いをしていると、後ろについていた
60代のおばさまが、大きめの声でしゃべり出した。
「ポイントカード忘れてきてな、このポイントをな・・・」
とここまででは、独り言かと思った。
「あんたにあげるから、つけてもらっとき」
と聞いて、俺にしゃべっているのだと気づく。
振り向くと、笑顔で
「カード忘れてきたんよ、ほなけどもったいないけんな。あんたにあげる。」
俺はとっさに
「いや、ああ・・・大丈夫です、ハハハ・・・」
と返したが、強引に勧めてくる。レジのおねえさんは無視を決め込んでいて、
俺は笑うしかなく、「ありがとうございました」と妙な礼をいい逃げるように出て行った。
その足でローソンへ。
昼前だったけど、あんまり混んでなくサンドイッチとヨーグルトを手にレジへ。
60代のおばさま(さっきの人とは違うおとなしい感じの印象)が、俺の前で待っていた。
そのおばさまも、しゃべり出す。
「お先にどうぞ・・・あたし急いでませんから」
とほほえみかけてくる。同時に、後ろに2,3歩下がったものだから
「あ、ありがとうございます。すいません・・・」と俺。
お待ちの方、こちらへどうぞ。と奥のレジのおにいさんが、おばさまを誘導。
支払いが終わっても、なんかそのおばさまの視線を感じたもんだから、
そっちの方を向いて、会釈してそそくさと店を出た。
たった15分ぐらいの間に、続けざまに同世代の二人の
おばさまから好意をいただいた。その、なんとも不思議な感じは伝えにくい。
好意を受けるか否かの線引きは、どこなのか?
おばさまが声をかけたくなった今日の俺は、どんな俺?
俺は、そんなに急いでいたり、ポイントが欲しそうに見えるのか?
隠しカメラがあったら、その映像を見てみたい。
謎だ。