Fri November 14, 2025 [ Comments: 0 ]
河原乞食
大学を辞めて 東京で俳優をめざす と言ったときに
昭和一桁生まれの親父が
「河原乞食になってどうするんや」 と言った
そのワード選択に 意表をつかれ
「お前が野垂れ死ぬんじゃないかと 母ちゃんが毎晩 泣きよる・・・」
そこで ちょっと迷いが出たけど ボクは東京に行った
結局 河原乞食になる勇気はなく いろいろあって 今に至る
それ以来 河原乞食というほぼ死語に ボクは愛着を持っている
40年前は 親世代との相克というか 価値観のズレが普通にあった
世代間ギャップというのは 今でもあるのだろうが 昔はかなり強烈だった
当時は そういうコトをかなりシリアスに捉えていたけれど
今となっては あの確執や拒絶にも 妙な価値があるなと思う
