Fri April 19, 2019 [ Comments: 0 ]
本山寺 五重塔
70番札所 本山寺にある五重塔は
明治43年（1910）年に 国や資産家の援助を受けず
幾多の試練を経て 建てられた
100余年の間 風雨に晒され進んだ劣化を修復する
大工事もまた 苦難の連続だったと思われる
今回も 行政等からの補助は一切受けていないという
檀家さんと市民の浄財だけで 全てを賄おうとしている
（現在も 浄財を募っている）
丸亀のサムライ建築家 多田善昭氏が
本気になるのがよく分かる
こういう建物こそ 血肉が宿る本物の文化遺産と言うのだろう
その凜とした スレンダーで美しい五重塔を
ぜひ間近に見ていただきたいと思う
経石（きょうせき）といって 五重塔の芯に納める
願いを手書きできる石 の一般受付もやっていました
お寺とは何か 信仰心とは何か 文化とは何か
経済にまみれ ロクでもない知識と感性で日常を過ごす
自分には このプロジェクトは とても眩しい
