Tue July 12, 2016 [ Comments: 0 ]
アイデア
コピーのアイデアは どういう風に生まれるのですか
と 聞かれることがあって 少し前までは
うんこしてる時 とか 寝入りばなの半覚醒の時 とか
ランニングが終わってシャワーを浴びている時 とか
適当なことを喋っていたが 全部ウソである
そういう回答を 期待されているのだろうなぁ
ということに対するサービス精神と 照れ隠しであったわけだが
最近は できるだけちゃんと応えるようにしている
アイデアというのは 浮かぶものではなく
論理構築するものだと思っていて 起点とゴールを
ある直線や曲線で 結ぶ作業だと 考えている
起点を 依頼者より明確に提示いただける場合は少なく
起点を形成するところから 思考をはじめる
思考には 相応の情報量が必要なので 足りないなぁと感じたら
探したり 掘ったり 嗅いだり 噛んだりする
自分は フィルターであり 圧縮装置であり 変換盤みたいなものだ
と思いながら 悶々かつ粛々とやっている
うまく 濾過 圧縮 変換できているか否かは
成果物を見た瞬間にわかるもので そう認知しているメカニズムは
経験値が母体となっているので 簡単には説明できない
敬愛するデザイナーは その瞬間を
神が降りてきた感じ と言っていたが
ボクも そう思ったりする