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レイヤー

世界は 実は無数のレイヤー構造になっているのではないか

という妄想を抱くことがある

おそらく自分は そのごく一部のレイヤーを重ね合わせて

現実を 自分のリアルとして受けとめている

人と会話して抱く 共感とか カタルシスは

共通するレイヤーの重なりの上に コトバを弾ませる 

温泉卓球のような 醍醐味だ

レイヤーの重なりが少ない人とのコミュニケーションは

疲労感や嫌悪感を生み 早く一人になりたいと思う

ただ 一人になって 自分との対話を続けると 

自分のレイヤーの無秩序さに呆れたり 途方にくれたりして

これまた 疲労感に襲われる

レイアーの合う人が 身近にいるということは

有難いことであり おそらく貯金2000万円より

老後に必要なことだと 感じたりする