秋葉原

秋葉原で　たまたま入ったラーメン屋

いわゆるアニソンというやつが　ＢＧＭで流れていた

あとからボクの隣に座った　同年代っぽいオッサン

カウンター越しに注文を入れてから　退屈だったのだろう

ＢＧＭにあわせ　小さくハミング　する

そのボリュームは絶妙で　注意するほどでもない　

オッサン　右足でリズムも刻みはじめる

ちょっと　ズレてる

オッサン自体　ズレてるのだろうが　静観するしかない

早くボクのラーメンこんかな　と思ってたら

オッサンのつけ麺が　先にくる

オッサン　つけ麺をズルズルすすりながら　鼻歌　やめない

さりげなく様子をうかがったら

オッサン　何かに　えづく

ゴボッ　って言って　レンゲに　すこし戻す

オッサン　ちょっと照れて　ひとり笑い

オッサン　鼻歌　やめない　

オッサン　足リズムも　やめない・・・

２０年以上ぶりに　秋葉原の変貌を眺めにきて　良かった

もう　たぶん　行かない