Wed June 15, 2016 [ Comments: 0 ]
企み
久しぶりに 村上龍のエッセイを読む
2012年5月から2013年11月にかけて 書かれたものらしく
たった数年前ではあるが 話題に 色褪せた感が漂っている
振り返れば 東北大震災が起きた 2011年3月当時は
民主党政権下であり 苛立ちと疲れがまじった
菅直人の顔が 連日テレビで放送されていた
なにもかもが 重苦しく閉塞感に満ちていた気がする
あれから政権は代わり アベノミクスが打ち出され
円安株高傾向になり インバウンド需要が起こり
北朝鮮はミサイルを乱射し 東京オリンピックのグタグタ劇をみせられ
熊本地震が起こった
いまは いわゆる有名人の不倫と せこい舛添の話題で
メディアは せっせと経済活動をおこなっている
今 なんともいえない 諸行無常感と倦怠感をいだいて
2016年の梅雨を 生きているわけだが
もう それほど長くない残りの人生に
どんな個人的な企みも持つべきか と思ったりする